うちのサイトを見てくれている人はもうご存知だと思うんですけど、僕たちの会社、TRUE ONEが掲げているのは、産業用ロープアクセス技術っていう、ちょっと特殊な技術で社会に貢献していくってことなんですよね。サイト全体を読んでもらうと、この技術がどれだけ「安全」で「効率的」か、そして足場を組む従来の工法に比べてコスト面でも優れているかっていうのを、すごく丁寧に伝えようとしているのがわかると思います。僕もこの世界に飛び込んで、日々そのポテンシャルの高さを実感している真っ最中です。でも、サイトに書かれている体系的な安全管理や技術論ももちろん大事なんですけど、僕が現場で肌で感じている「本当の安全」って、実はもっと泥臭くて、人間的な部分にあるんじゃないかなって、最近すごく思うんですよ。今日はそのあたりを、僕個人の視点から少し掘り下げてみたいなって思います。
僕が一番大事だと感じているのは、現場に根付いている「安全文化」とでも言うべき空気感ですね。毎日の作業前にやるKY活動(危険予知活動)とか、作業後に共有するヒヤリハットの報告とか、言葉にすると「どこの現場でもやってることでしょ?」って思われるかもしれません。でも、それが本当に機能しているか、形だけになっていないかっていうのが、天と地ほどの差を生むんです。特に僕たちの仕事は、地上数十メートル、時には百メートルを超える高さで、一本のロープに命を預けるわけですから、「これくらい大丈夫だろう」っていう一瞬の油断が、文字通り命取りになります。厚生労働省の統計を見ても、建設業の死亡災害で最も多いのは今でも「墜落・転落」なんですよね。だからこそ、僕たちの現場では、経験豊富なベテランの先輩が「このアンカーの取り方は、少し角度が気になるから再検討しよう」と声を上げたり、僕みたいな若手が「今日の風、さっきより強くなってませんか?」って気づいたことを素直に言えたりする、そういうフラットな雰囲気が徹底されています。この「気づいた人が、立場に関係なく言える」っていう文化こそが、どんな高性能な機材よりも強力な安全装置なんだって、先輩たちの背中を見ながら学んでいます。
そして、そういう本質的な安全文化を支えている土台って何だろうって考えると、結局は「仲間との信頼関係」に行き着くんですよね。ロープアクセスって、一見すると一人の技術者が空中で作業している孤独な仕事に見えるかもしれません。でも実際は、まったく逆。ロープを操る技術者(アクセス技術者)がいれば、地上で常にその動きを監視し、万が一の事態に備える仲間(グランドワーカー)が必ずいます。作業計画によっては、複数の技術者がロープ上で連携することだってあります。つまり、自分の命を、すぐ隣にいない仲間の手に完全に委ねている状態なんです。だからこそ、日頃のコミュニケーションがめちゃくちゃ重要になってきます。「昨日の夜、ちゃんと眠れたか?」とか、「最近、なんか悩み事でもあるの?」みたいな、仕事とは直接関係ない雑談の中から、相手のちょっとした変化に気づけるかどうかが、実はすごく大切。お互いのコンディションを把握し、「あいつがOKって言うなら大丈夫だ」って心から信じられる関係性があるからこそ、僕たちは安心して空中に飛び出していけるんです。この信頼関係は、一朝一夕に作れるものじゃなくて、日々の積み重ねでしか育たないんですよね。
うちのサイトでは、僕たちが持つ技術の先進性や、体系化された安全管理システムについて、誇りを持って紹介しています。それはもちろん、僕たちの仕事の根幹をなす、絶対に揺るがない大前提です。でも、その立派な幹や枝を支えているのは、現場で働く一人ひとりの安全への高い意識と、お互いを家族のように思いやる強い信頼関係っていう、目には見えない「根っこ」の部分なんだと、僕は信じています。どんなに技術が進化しても、どんなに素晴らしいマニュアルができても、最後の最後で安全を守るのは「人」の力。それを忘れずに、これからもこの最高の仲間たちと一緒に、安全第一で、誰も真似できないような仕事をしていきたいですね。技術を学ぶことはもちろん楽しいですけど、こういうチームで働けることが、僕にとって一番の誇りかもしれません。